白チャートを買った。

2021年4月号から「月間大学への数学」を買う予定なので、それまでの2ヶ月間、高校数学を復習しよう思う。期間が短く、かつ20年ぶりの数学なので簡単な参考書として白チャートを選んでみた。手元にあるのは第15刷平成22年発行なのですでに10年も前の本だ。ちなみにAmazonの中古で300円ぐらいだった。

目次はこんな感じだ

白チャートⅠA① - 数学やり直し忘備録

白チャートⅠA② - 数学やり直し忘備録

20年前の現役の頃にもチャート式はあったが使用していない。当時のチャート式は略解のみだったんじゃなかったかな?少し記憶が曖昧だが、分厚い割に解答解説の弱い本というイメージが残っている。

しかし、その後の改定で大きく変わり、私が塾でバイト講師をしているころには別冊の完全解答がついていた。現役の頃もこの仕様だったら使っていたかもしれない。

白チャートは中学レベルで躓いた人にピッタシの参考書だと思っている。これほど詳しく式の途中変化を書いてある本は見たことがない。ただし、昔と違って参考書がかなりレベル別に細分化したので私が知らないだけの可能性は大いにある。それでも、初学者を意識した丁寧な作りになっているのは間違いない。教科書レベルから定期テストまでなら十分に対応している。EXERCISESという問題もやるならば、センター試験の基礎レベルまで身につくだろう。

20年ぶりに勉強し直す私には教科書レベルから復習できて丁度いい。また、未履修の数学ⅢCを独学するにはうってつけだと思う。月間大学への数学にも数学ⅢCの基礎レベル講座があるようだが、やはり一度は先に勉強しておいたほうがいいだろう。なんと言ってもあの「月間大学への数学」なのだから、基礎と言いながらいきなり置いていかれる可能性はあり得る。

2ヶ月で3冊の復習をするには一冊あたり2週間強しか時間がない。ここは問題は解かずに読んでいくことで思い出すことに専念していこうと思う。未履修のⅢCをどう勉強するかが問題だが、それはまた別途考えよう。2月中にⅠAⅡBまで、2冊の復習を終えたい。頑張っていこう。

 

高校時代の数学の勉強

高校生の頃、数学は一番の得意科目で3年生時点の記述模試で8割、マーク模試で9割以上はとっていました。

授業中に教科書の問題を解き、定期テスト前に学校から配られた教科書傍用問題集を解いていました。教科書の章末問題も授業中に宿題で解きました。教科書傍用問題集は4STEPでした。もちろん別冊の解答集はなく、自力で解いて裏の解答を見て悩んでいました。

今だったら、当時の私に「4STEPはゴミ箱に捨てろ」とアドバイスするでしょう。4STEP自体は良くできた問題集ですが、解説なしの解答オンリーなところがゴミ箱行きの理由です。解説がないので、なぜ間違えたのか、そもそもどうやって解くのかわかりません。きっと昔の人は自分で考えることが大事だと言いたいのでしょうが、あまりにも効率が悪すぎます。体育会系なのは野球部だけで十分です。

これだけの勉強で基礎力はついていたと思います。3年生になってからは1対1対応の演習を使い始めましたが、あまり悩まずスムーズに理解できました。その後は受験大学の過去問で十分合格するレベルになりました。

センター試験対策としては東京出版の「入試の軌跡センター試験」をやりました。よくまとまった良書だと思います。しかし、文系・理系を問わず、一定レベル以上の大学を受ける予定ならば2次試験対策をしていればセンター試験は別に対策が必要ありません。時間配分と問題形式に慣れておけば十分です。

もし、今、私が受験生だったら、効率の悪い教科書傍用問題集は使わないでしょう。代わりに、教科書の章末レベルを中心とした網羅系の参考書を使います。理想は白or黃チャートでしょうか。ちなみに、青or赤を使おうとしている人はゴミ箱に捨てましょう。青は問題の難易度のカバー範囲が広すぎて逆に効率が悪くなっています。素直にレベル別に2冊の参考書に分けてやったほうがいいと思います。ちなみに赤は難しすぎるのでやめましょう。そもそも赤のレベルをやりたいならば、もっと良い本がたくさんあります。赤は昭和の遺物だと思って本屋さんで見かけたら生暖かい目に愛でてやってください。

まとめると私は高校生の頃以下のような勉強をしました。

①教科書の問題 *章末問題を含む

4STEP

③1対1対応の演習 ⅠAⅡB

④入試の軌跡 センター試験

⑤受験大学の過去問

文系ならば、東大や京大の最難関レベルでも③の後に新スタ演のようなもう1段階上レベルの参考書やるだけだと思います。20年前はこんな感じでした。

中途半端な理系感が嫌だ!

1999年4月、高校3年生になった私は田舎の進学校でも何でもない高校の理系コースにいた。数学や理科が得意で英語が大嫌いという、どこにでもいる理系の高校生だった。進研模試で数学の偏差値は70、英語や国語は55ぐらいだったと思う。はっきり言って、数学以外は全く見込みのない成績だった。

そんな私に転機が訪れた。大学は理系と決めていたのに、突然、経済学に強い興味が湧いたのだ。経済学部だと文系、数学の範囲はⅠAⅡBまでとなり、学校で学習している最中だったⅢCは必要なかった。

本当にこの選択でいいのか?多少は悩んだが行きたいと思った大学への憧れは強く、5月に文転を決めた。そこから大学合格まで長い道のりになったのだが、それはまた別の機会にしたい。

結局、39歳になった今でもこのときの文転を引きずっている。別に人生の選択に失敗したとは言わない、もうそんな年齢すら過ぎてしまったほどおっさんになった。ただ、あのときに数学ⅢCをちゃんと勉強しなかったという後悔が残っているのだ。もし、あのとき文転せず理系のままだったら、この気持ち悪い中途半端な理系感はなかったのではないか?憧れの大学へ進学したというのに、自分でも整理のつかない「やらなかった」という気持ちだけが強く残ってしまったのだ。

大学受験から20年がたった。さすがにもう忘れたい、いや、忘れなくてはならない、むしろ忘れさせてください。40歳という節目となる今年、そんな理系への憧れ、数学ⅢCへの思いを消化したいと思い立った。

目標は高校生の頃に憧れたあの雑誌「月間大学への数学」を購読すること。もちろん、ただ買うだけでは意味がない。ちゃんと雑誌をこなした上で「学コン」に参加したい。そしてあわよくば自分の名前を載せてみたい。高校生の雑誌に四十路のおっさんが突撃するのもどうかと自分でも思うが、チャレンジ精神だけは若く保ちたい。

2021年の4月号から一年間チャレンジしようと考えている。その前段階として、1月~3月の間にすっかり忘れてしまった高校数学の復習をしよう思う。厳密に言うと、ⅠAⅡBは復習だが、ⅢCは新規履修なので基本的な参考書を使う予定。

一年間、頑張ってみたい。

白チャートⅠA②

「改訂版チャート式 基礎と演習 数学Ⅰ+A」(第15刷平成22年4月1日発行)

目次の続き。

数学A

第1章 場合の数

  1 集合

  2 集合の要素の個数

  3 場合の数

  4 順列

  5 組み合わせ

  6 二項定理

    発展学習

第2章 確率

  7 事象と確率

  8 確率の基本性質

  9 独立な試行と確率

 10 期待値

    発展学習

 11 確率の乗法定理(補充事項)

第3章 論理と集合

 12 命題と集合

 13 命題と証明

    発展学習

第4章 平面図形

 14 三角形の辺の比、外心・内心・重心

 15 三角形の辺と角

 16 円周角

 17 円と直線

 18 2つの円

    発展学習

 

 

白チャートⅠA①

「改訂版チャート式 基礎と演習 数学Ⅰ+A」(第15刷平成22年4月1日発行)

通称『白チャート』。以前にAmazonの中古で300円ぐらいで買った。

 目次

数学Ⅰ

 第1章 式の計算

  1 多項式の加法と減法

  2 多項式の乗法

  3 因数分解

  4 実数

  5 混合を含む式の計算

    発展学習

 第2章 方程式と不等式

  6 1次方程式と1次不等式  

  7 2次方程式

    発展学習

 第3章 2次関数

  8 関数とグラフ

  9 2次関数のグラフ

 10 2次関数の最大・最小

 11 2次関数の決定

    発展学習

 第4章 2次不等式

 12 2次関数のグラフとx軸の位置関係

 13 2次不等式

    発展学習

 第5章 三角比

 14 三角比

 15 三角比の相互関係

 16 三角比の拡張

    発展学習

 第6章 図形の計量

 17 正弦定理・余弦定理とその応用

 18 三角形の綿製

 19 相似な図形の面積比・体積比

 20 空間図形の計量

    発展学習