高校時代の数学の勉強

高校生の頃、数学は一番の得意科目で3年生時点の記述模試で8割、マーク模試で9割以上はとっていました。

授業中に教科書の問題を解き、定期テスト前に学校から配られた教科書傍用問題集を解いていました。教科書の章末問題も授業中に宿題で解きました。教科書傍用問題集は4STEPでした。もちろん別冊の解答集はなく、自力で解いて裏の解答を見て悩んでいました。

今だったら、当時の私に「4STEPはゴミ箱に捨てろ」とアドバイスするでしょう。4STEP自体は良くできた問題集ですが、解説なしの解答オンリーなところがゴミ箱行きの理由です。解説がないので、なぜ間違えたのか、そもそもどうやって解くのかわかりません。きっと昔の人は自分で考えることが大事だと言いたいのでしょうが、あまりにも効率が悪すぎます。体育会系なのは野球部だけで十分です。

これだけの勉強で基礎力はついていたと思います。3年生になってからは1対1対応の演習を使い始めましたが、あまり悩まずスムーズに理解できました。その後は受験大学の過去問で十分合格するレベルになりました。

センター試験対策としては東京出版の「入試の軌跡センター試験」をやりました。よくまとまった良書だと思います。しかし、文系・理系を問わず、一定レベル以上の大学を受ける予定ならば2次試験対策をしていればセンター試験は別に対策が必要ありません。時間配分と問題形式に慣れておけば十分です。

もし、今、私が受験生だったら、効率の悪い教科書傍用問題集は使わないでしょう。代わりに、教科書の章末レベルを中心とした網羅系の参考書を使います。理想は白or黃チャートでしょうか。ちなみに、青or赤を使おうとしている人はゴミ箱に捨てましょう。青は問題の難易度のカバー範囲が広すぎて逆に効率が悪くなっています。素直にレベル別に2冊の参考書に分けてやったほうがいいと思います。ちなみに赤は難しすぎるのでやめましょう。そもそも赤のレベルをやりたいならば、もっと良い本がたくさんあります。赤は昭和の遺物だと思って本屋さんで見かけたら生暖かい目に愛でてやってください。

まとめると私は高校生の頃以下のような勉強をしました。

①教科書の問題 *章末問題を含む

4STEP

③1対1対応の演習 ⅠAⅡB

④入試の軌跡 センター試験

⑤受験大学の過去問

文系ならば、東大や京大の最難関レベルでも③の後に新スタ演のようなもう1段階上レベルの参考書やるだけだと思います。20年前はこんな感じでした。